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  意見交換:公共施設の再編  
    
更新:2023-11-07


      
第9回 館山市議会 議会報告会
意見交換 テーマ:公共施設の再編
  
     
□会議:第9回 議会報告会 
□場所:館山市役所 本館2階会議室
□期日:令和5年10月28日(土) 
□参加:館山市議会議員全員(午前・午後) : 館山市民(自由参加)    
  

意見交換 テーマ:公共施設の再編


「公共施設の再編」についての意見交換をいたします。
今回、「公共施設の再編」をテーマとした理由を簡単にご説明させていただきます。

一つには、公共施設の老朽化が進んでいるという問題がございます。
現在、館山市では、建設から30年以上経過した施設が全体の8割に達しています。
これらの施設規模を現状のまま維持していくために、施設の建替えや大規模改修に多額の費用が必要となります。


次に、人口減少問題があります。
館山市の人口は令和2年の国勢調査では、約4万5千人ですが、20年前の平成12年と比較すると約6千人
減っており、割合としては13%も減少しています。


これからも減少傾向は続くと予測されていますので、人口規模に応じた公共施設の適正規模についても検討して
いかなければならないものと考えます。
さらに65歳以上の人口は20年前の1.5倍、また、保健衛生、医療、子育て、高齢者福祉などの社会保障、
社会福祉にかかる予算も増大しています。


一方で、少子化は進み、働き世代の生産年齢人口は減少し、それに伴い、税収の減も想定され、将来にわたり
厳しい財政状況が予測されます。
館山市では、このような将来の人口規模や財政状況を見据え、中・長期的な視点による公共施設の更新や
統廃合・長寿命化などを計画的に実施するための取組を行なっております。


平成28年度には、公共施設の利用状況や今後の在り方等について、市民の意識を把握するために、
「公共施設に関する市民アンケート」を実施しました。
そして、これらのアンケート調査の結果も参考にしながら、平成29年度に「館山市公共施設等総合管理計画」を
策定しています。
この「市民アンケート結果」と「公共施設等総合管理計画」は館山市のホームページで公開されています。


また、館山市では、「個別施設計画」を策定し、施設の種別ごとに今後の維持管理の方法や存続・廃止・統合
などの方向性を示し、公共施設の再編に取り組んでいるところです。

具体的には、例えば、今年度末で廃止予定の「温水プール」や「老人福祉センター」についても、個別施設計画
で方向性を検討し、利用者アンケートなどを行いながら、廃止を決定しています。

また、北条幼稚園を中央保育園と統合して、新たな「こども園」を作ろうとしていますが、老朽化が進む中央保育園の統合と廃止も、「個別施設計画」にうたわれています。


次に、小学校についてですが、教育委員会では、「将来の学校の在り方に向けた基本指針」に基づき、少子化が
進む小学校の再編について、各地区において、地域の方や保護者の皆さんを交えた協議が進められています。

皆さんの地元にある地区公民館についても、ほとんどの施設が昭和40年代~50年代の初めに建てられたもので、
築50年近く経過しており、将来の地区公民館の再編について、今年の夏から協議が始まったところです。

さらには、現在使われていない公共施設への対応もございます。
例えば廃校となっている小学校や、現在の館山中学校(旧2中)も新校舎の完成後には廃校となりますが、
その土地や建物などの有効活用へ向けた検討も必要です。

このように、館山市の公共施設を取り巻く環境にはさまざまな課題があり、それぞれに賢明な対応も求められると
思います。

この後、皆さんから、今後の公共施設の在り方などについて、忌憚のないご意見をお聞かせいただき、議会としても
参考にして参りたいと考えまして、このようなテーマで意見交換の場を持たせていただきました。

短い時間ではありますが、よろしくお願いします。












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